メダカと相性抜群
ナガバオモダカは北米原産のオモダカの一種。メダカと相性のいい抽水植物(根は水中にあり、葉が水上に出る植物)です。「めだかが喜ぶ水草」としてホームセンターで売られていることもあります。とても丈夫で育てやすいので、初心者のかたにもお勧めです。
基本的な育てかた
購入するとビニールポットなどに入っていると思いますが、そのまま水に沈めるだけです。ランナーとよばれる地下茎で増えていくので、ポットには収まりきらなくなるので、あらかじめそのつもりで計画しましょう。
我が家の事例で紹介しますと、こちらがプランターをセットしたときの様子。底砂にはソイルを使いました。既にポットから収まらない子がいたので、そちらは地植えにしています。
2年後の様子がこちら。ビッシリと繁茂していることが分かると思います。種ではなく地下茎で増えますので、株分けも簡単です。
一見、窮屈そうですが、葉っぱ水面上で広がっており茎は細いので、メダカの居住スペースは確保されています。むしろメダカにとっては隠れ家になるので落ち着くかもしれません。ふるさとの田んぼの状態に近いですね。
こちらは動画で近くを撮影したもの。プランクトンも沢山いるので稚魚育成に使うことが多いです。
冬越し
多年草ですので越冬します。冬になると水上葉がすべて枯れますが、水中の葉っぱは身をひそめるようにじっと冬を耐えます。
春先になると水上葉が復活しはじめ、可憐な白い花が咲きます。
お手入れ
基本は放置でOKですが、花が咲き終わったあとの茎や枯れた葉っぱは観賞の邪魔になるので適宜トリミングすると良いです。稀にですが、アオムシなどがついて葉が食害されることがあります。葉っぱが食べられている跡を見つけたら捕まえましょう。