「手乗りメダカ」って、いったい何のことかと思いますよね。鳥なら手に乗りますが、メダカは水の中で泳いでいるので。
手乗りメダカとは、水の中に手を入れてその上をメダカが泳ぐことで、まるで掌に乗っているように見せる芸?です。大したことはないのですが、メダカがいかに人に慣れているかを試す指標にもなります。
メダカは基本的に憶病な性格です。どうしたらここまで慣れるのでしょうか?
メダカを慣らすには
特効薬はありません。ひたすら忍耐です。以下を心がけると良いと思います。
- できるだけ自分の姿を見せて害が無いことを気長にアピール
- エサは少しずつやって、自分が来たらエサタイムだと覚えさせる
- メダカの傍にいるときは驚かせないようにゆっくりと動作する
慣れてくると、近づいただけで寄ってくるようになります。
しかし、昨日まで懐いていたのに急に逃げるようになった。そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか?私は何度もありますが、本当に掌を返したかのように逃げ回るようになります。結構ショックなんですよね…。そんなつれない仕打ちの、考えられる原因は以下です。
- 満腹になった
- 鳥などの天敵に狙われた
- 臆病な個体の恐怖心が伝染した
1の対策としては、満腹になるほどエサを与え過ぎないことです。可哀想と思うかもしれませんが、過剰にエサを与えると水の汚れも早まりますし、軽く飢ているぐらいの方が寿命が延びるという研究結果も報告されています。
2は厄介です。物理的な対策としては網などでガードするのが確実ですが、鳥の場合は鳥害対策グッズを試されてもいいかもしれません。私はヘビの風船を使ってますが、意外と効果的です。ただ、見た目がイマイチ。
3の臆病な個体というのはメダカならでは。メダカの学校(英語でも魚の群れのことをSchoolと言います)という言葉があるように、メダカは群棲する性質があるので、1匹が急に逃げると周りの子達もつられてしまいます。これの対策としては飼育数を増やすことです。そうすれば群れの多数派が形成されるので、全員が一度につられるということは起きにくくなります。
手から直接エサを与えることも
手乗りメダカもそうなんですが、慣れてくると指から直接エサを与えることもできます。ちょこちょこつつかれてくすぐったいですが、可愛いですよ。
こちらは葉っぱを水面に浸けてあげることで、付着した虫を食べるメダカ達。非常にエコなエサやりです。
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