メダカとベランダ暮らし

マンションの半日陰ベランダで、メダカを育てたりガーデニングに勤しんだりしています。

ミナミヌマエビの飼育

ミナミヌマエビってご存じですか?釣りをする人ならブツエビなどの名称で「餌」として買ったことがあるかもしれません。3cm程度のとても小さいエビで、料理に使うサクラエビぐらいの、小さなエビです。日本の淡水域に生息しています。

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ミナミヌマエビ水草

この子達がミナミヌマエビです。私は2006年から飼育を始めました。メダカよりもずっと前です。最初の動機は「これだけ小さければ水もあまり汚れず飼育が楽だろう」と思ったからでした。はい、不純な動機です、すみません…。昔は熱帯魚なんかも飼育していたのですが、マンション生活になるとメンテが面倒。かといって生き物がいない生活は侘し過ぎるので、できるだけ手がかからない子をと思い手を出しました。しかし…

 超めんこいです

飼育を始めてすぐに魅力に釘付けになりました。見た目としぐさが可愛いのです。水草の上にちょこんと乗ったかと思えばスイーッと華麗に泳いだり、そして一所懸命エサを探してツマツマと脚を動かします。見てて全然飽きません。

そして、立派な個体も可愛いのですが、稚エビの可愛さたるや反則レベル。以下の写真、大きな岩がゴロゴロしているように見えますが、これ、2cm程度の大粒砂利なんです。いかに稚エビが小さいかお分かりいただけるかと思います。

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稚エビ

小さすぎて上手く撮影できないのが難点ですが、これがまだマシな写真でした。実物はこの100倍可愛いです。目を凝らさないと見えない大きさですが、いっちょ前に親と同じ姿をしており、健気に動き回ります。

ミナミヌマエビの産卵

ある程度の数を飼育していると抱卵してくれます。春に産むことが多いのですが、違う季節に抱卵することもありました。温度次第なのかもしれません。

抱卵個体を見つけたら、あまり大がかりな水替えなどストレスを与えないようにしましょう。脱皮と一緒に卵が落ちてしまう「脱卵」の原因になることがあります。

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ミナミヌマエビの抱卵

脚を器用に動かして新鮮な水を送る様子も愛しいです。孵化までは結構時間がかかります。体感的には数週間。「見つめる鍋は煮えない」ということわざもありますので、あまり気をもまずに見守ってあげると、いつのまにか小さい子が泳いでる姿を目にするでしょう。

屋外での飼育

メダカ飼育を始めたタイミングで屋外での飼育を始めました。水槽で飼育しているときは結構デリケートに気を使っていましたが、屋外だと特に気を使わなくてもどんんどん増えて元気に過ごしてくれるのでビックリしました。自然に近い環境って素晴らしい。

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メダカとミナミヌマエビの共生

メダカとエビはお互いにうまく共生してくれますが、稚エビはメダカに食べられてしまうので、水草をたっぷり用意して隠れ家を作ってあげましょう。でないと全滅してしまいます。隠れ家としてはウィローモスがオススメです。

因みに屋外だと、壁面を登っているとき以外は中々見つけにくいです。以下の写真に7匹のエビがいるんですが、〇で示さないと分からないと思います。体が半透明なので保護色になるんですよね。

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睡蓮鉢のミナミヌマエビ

縦長で見づらいですが、最後に動画をご紹介します。プランタービオトープにいるミナミヌマエビがスイスイ泳ぎ回ります。もう一日中見てても飽きません。


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