メダカとベランダ暮らし

マンションの半日陰ベランダで、メダカを育てたりガーデニングに勤しんだりしています。

シュロガヤツリの栽培

ビオトープに高さのある植物を入れると立体的になって見応えがグッと上がりますよね。我が家ではオモダカとシュロガヤツリに、立体部隊として活躍してもらっています。シュロガヤツリは1mほどの背丈に伸びるので真上から見るとこんな感じです。

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真上から見たシュロガヤツリ

 しかし、この高さが仇となることがあるのです。

シュロガヤツリの転倒

うちのマンションは南向けにベランダがあるため、南風が吹くとベランダも風に煽られます。そうなると、↓のような感じに…。ちょっと写真では分からないかもしれませんが、根本の植木鉢ごと傾いてしまうのです。例年何度か倒れることはあっても都度立て直していましたが、今年はしつこいぐらいに風が強い日が続いて辟易しました。

何しろ草丈が1mもあるのでかかる力が大きいです。上の写真に白い紐のようなものが見えると思いますがハリガネです。ハリガネで根本をサポートしてもテコの原理のようになって逆効果。そもそも根本が安定しないと話になりません。

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風で倒れたカヤツリ

このとき使っていた鉢の大きさは4号ほど。今までは周りに岩を配置してある程度固定していました(下の写真参照)。これである程度乗り切っていたのですが、今年は安定が悪く岩もゴロンとひっくり返ってしまいます。風が強いのか頭が重いのか…。

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ビオトープ俯瞰

そこで、植木鉢を浅型の7号にバージョンアップ。

 植え替えを敢行しました。写真の左にある鉢から右の鉢への移植です。一回り以上大きいので安定感はバッチリ。そして今まで赤玉土や熱帯魚用ソイルを使っていましたが、すぐに根が周りメンテナンスが大変なので、再利用できる砂利に変更。

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シュロガヤツリの植え替え

今回は麦飯石を試してみました。「洗わず使える」という謳い文句のカップ入りを選択。半信半疑でしたが、本当に水洗いせずに使えました。

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しかし1kgしか買っていなかったので、どうしたものかと思案したところ、岩を配置すればいいと閃きました。岩が重し替わりにもなるので一石二鳥です!

できあがりは↓こんな感じになりました。新しく生えてくる際に岩は邪魔になると思いますが、頻繁に様子を見ながら微調整したいと思います。

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岩で仕上げ

安定感は抜群で、今のところ問題無し。また強風の日に真価を発揮してくれることを願っております。

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植え替え後のシュロガヤツリ

ちなみにシュロガヤツリは水質浄化能力が高く、かつバイオマスの燃料などの利用を研究されている優れものです。確かにシュロガヤツリが育ち始めるシーズンになるとグングンと養分を吸収してくれている感があります。ホテイアオイやマツモなんかもよくもてはやされますが、個人的にはシュロガヤツリが最強じゃないかなと思っています。
※「シュロガヤツリ 水質浄化」でググると色んな論文が出てきます。

ja.wikipedia.org

取り扱い時期は シーズンにより変動するようで、今この記事を書いている時点では見当たりませんでした。よくホームセンターなんかにも置いてある矮性種のミニシペルスというものはあったので以下にリンク貼っておきます。本家に比べると少々耐寒性には劣るようですが温暖な地域なら越冬可能ですし、小さい鉢には向いているかもしれません。