シソ、美味しいですよね。庭に地植えしている方なら、放っておいても毎年こぼれ種から生えてくるのでご存じだと思いますが、とても生命力の強い植物です。ベランダガーデニングの場合、苗から育てた方が手っ取り早くコスパも良いのですが、種から栽培することもできます。本記事は、我が家で種から青シソを育てた記録です。
種蒔き
神戸なら5月ぐらいが適期ですが、もう少し遅くても大丈夫です。蒔く前に一晩水に漬けておくと発芽率が上がります。種と種の間は距離を空けて蒔きましょう。重なってしまうと間引くときに一緒に抜けてしまって苦労します。深く埋めると発芽しないので、土は浅くかけるかほとんどかけないぐらいでもOK。こまめに水をあげると、10日程度で双葉が出てきます。ついたくさん蒔きがちですが、発芽率が高いので間引くことになります。
実は凄い薬草?
ところで、シソの名前の由来をご存じでしょうか?三国志好きな方ならお馴染みの名医、華佗(かだ)が病人に煎じて飲ませたのがシソだという伝説があります。もちろん伝説なので劇的な薬効を期待してはいけませんが、シソは夏バテで疲れた体に活力をもたらしてくれるような気がします。
「紫蘇」は伝説で若者が蟹による食中毒を起こし死にかけた時に、シソの薬草を煎じて飲ませたところ回復したことから、紫の蘇る草の意味でついた。もしくは、蟹を食べて食中毒になり死にかけた子供に、紫のシソの葉を食べさせたところ蘇ったため、この草を「紫蘇」と呼ぶようになったとも伝えられている。
シソの栽培
種蒔き用のポットも売ってます。大きくなったらそのままプランター等に移植できるのでとても楽です。皿に水を溜めておけば水切れの心配もありません。
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プランターに移植した様子です。日当たりを好むので、100均で売っているハンギングに植えてみました。
土はいつもの「ゴールデン粒状培養土」を使ってます。
栄養状態が良いのか、とても葉が大きくなりました。葉が増えてくると普通の大きさになりましたが、最初の方の葉っぱが栄養独り占めしたのかな?
適当なタイミングで先端の芽を切ると、脇芽が沢山伸びてきて最終的に収穫できる葉っぱが増えます。これを摘芯(ピンチ)と言うのですが、私はコツが分からず適当にやってました。結構なんとかなります。
8月の盛夏にはこんな感じでわっさわっさに。毎日食べられるのは有難いことです。個人的に好きな食べ方は、素麺の薬味に使うことですね。ミョウガもあれば最強の組み合わせで、夏のご馳走になります。スーパーで大葉が数百円で売られているのを見ると、ちょっと得した気分になりますしね。
9月頃になると穂ジソも楽しめます。夏の間楽しませてくれてありがとう。