メダカとベランダ暮らし

マンションの半日陰ベランダで、メダカを育てたりガーデニングに勤しんだりしています。

ベランダでメダカ飼育:おすすめ容器は?

メダカは比較的丈夫な生き物です。夏の暑い日、水位の少ない田んぼに生息しているのですから、その生命力は推して知るべしです。極端な話、短頭飼育ならコップで飼育しようと思えばできます。しかし、「死なない」ことと「できるだけストレス無く生きる」ことは大違いです。メダカを可愛がるのであれば、できるだけ快適な容器で飼育してあげたいですよね。

結論から述べると、容器は大きければ大きいほうが良いです。とはいえ、今回ご紹介するのは、マンションのベランダに限定していますので、池なんかは除外してます。

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睡蓮鉢とプランター

睡蓮鉢

まずは個人的に一番のお勧めから。室内だと持て余す睡蓮鉢も、屋外飼育なら機能的にも見た目にも最高だと思います。素材は陶器とプラスチックがメジャーです。陶器の方が雰囲気があるのですが、高価であることと重たくて割れるのが難点。屋外飼育だと、基本足し水ぐらいでOKで、大幅な掃除は多くても年に1回程度で十分。とはいえ、その大掃除のときに陶器だと結構気を遣うことになります。

 メンテナンス性と気軽さを重視するのであればプラスチックがオススメです。以下が私も使っているメダカ用の鉢。サイズは色々ありますが、直径50cmほどあるものがお勧め。プラスチックの良いところは、軽くて扱いが楽なこと。さらにお安いのが嬉しいところ。ホームセンターでも売っています。

実際に我が家で使っている写真が以下になります。ちょっと見づらいのですが、鉢の下にキャスターがあるの分かりますでしょうか?ベランダでは掃除のときや、日当たりを求めて/避けて動かすことが多いと思うのですが、引きずってしまうと床も鉢も傷みます。キャスターで動かせるようにするのが正解だと思います。ダイソーで200円で売っている円形キャスターがピッタリハマります。これまで色々試した中で一番スムーズで剛性もありました。カーペット用の滑り止めを間に挟むと安定感が増します。

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睡蓮鉢とキャスター

このプラスチック製の鉢の弱点は、夏場。色が黒なので直射日光を浴びると、とても熱くなります。うちは半日陰なので大丈夫なのですが、それでも猛暑日は植木を日よけに配置して凌いでいます。

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ベランダの睡蓮鉢

ちなみに、一番最初に買ったのは以下の睡蓮鉢です。粘土質を混ぜ込んだプラスチックという謳い文句で、見た目が陶器に近いのが特長。しかし重たくて取り回しが大変でした。今は上でご紹介したものをメインで使用しており、こちらは実家でバックアップ鉢として隠居生活しています。

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ハイブリッド睡蓮鉢

 

プランター

コスパが高く、意外と優秀なのがプランターです。底をキャップで塞げるタイプのものだと水を張れるのでメダカも飼育できます。見た目は睡蓮鉢ほどの情緒はありませんが、水生植物をうまく組み合わせれば、グリーンの鉢植え気分で見た目にも涼やかです。こちらも鉢と同様に、キャスターの上に乗せるといいでしょう。

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プランターでメダカ飼育

 

トロ舟

建材を混ぜるのに使う、プラスチックの大きな箱です。頑丈で大きいので、場所に余裕があればこれを使ってゆとりのあるビオトープができると思います。マンションのベランダの場合は、かなりの広さが無いと厳しいかもですが。うちではやったことがないので写真無しです。

 

発砲スチロール

見た目はあまり良くないのですが、実は優秀なんです。空き箱を使えば実質0円だし、軽くて丈夫だし、断熱効果まであります。メダカ専用の容器としても発砲スチロール製のものが販売されているぐらい。専用容器と謳うだけあって、水が溢れないように工夫されていたり、さらに優秀。しかし屋外で使用していると経年劣化してくるのが難点。あくまで消耗品として割り切りましょう。

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発砲スチロールとメダカ

 

バケツ

バケツは見た目としては残念な感じですが、意外と優秀なんです。水面の面積に比べ、深さがあるのでメンテナンスがちょっと大変ですが、凝ったレイアウトにしないのであればバケツという選択肢もあります。

マルチバケツ10L

マルチバケツ10L

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プラケース

よくカブトムシを飼育するような、プラスチックのケースです。実はメダカは個体数を絞ればこれでも十分飼育はできます。私は掃除のときの避難先や稚魚育成用としてもっぱら使っています。本番飼育だけでなく、予備としてはとても優秀です。容器が透明なので屋外だと日がよく当たり、水がグリーンウォーターになりやすいです。

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プラケースのメダカ

 

ガラス水槽

こちらは屋外でも置けますが、基本室内の用途ですね。プラケースも同様なんですが、水槽の良さは、真横からメダカを見れること。そして室内なら冬でも加温すれば動き回るメダカを見て楽しめるということでしょう。室外だと冬は冬眠状態、完全にオフシーズンですが、水槽だと年中オンシーズン。

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卓上でメダカを楽しむ

私の経験上、屋外で飼育したほうがメダカ達の状態は良いように思います。言い換えると、外だと多少雑でも元気に育つので、水槽飼育は上級者向けと言えるかもしれません。何を隠そう、私も昔30cm水槽でメダカ飼育を試みるも無残に全滅してしまった苦い経験があります…。

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